ムーンライト・コンサート

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アルパの、きらびやかな音とサンポーニャの素朴な音が夕闇につつまれた川岸に流れていった。かがり火がパチパチと小さな音をたてて燃えている。

2012年の映像です。



9月14日(土)の夜、「ムーンライト・コンサート」に行ってきました。場所は浜松市、天竜区の月(つき)という天竜川の川岸にある40戸ほどの小さな集落の「天竜ボート場艇庫」前です。

アルパ奏者の志賀昭裕さん、サンポーニャ奏者の岡田浩安さん(地元出身)を迎えての演奏会です。アルパは小型のハープ、サンボーニャは笛です。どちらも南米の民族楽器です。

アルパ奏者の志賀昭裕さんは、今月、アルバ奏者の日本代表としてアルゼンチンで演奏します。志賀さんは原発の被害にあった福島の出身です。「放射能に汚染された福島ということで世界中に有名になりましたが、自分の中の福島をイメージした「フクシマ」という組曲を演奏してきます。」と語っていました。


クラシックの「カノン」、南米の民謡、オリジナル曲とプログラムは進み日本の抒情歌に移りました。「ふる里」の演奏が始まると観客から歌声が広がっていきました。アンコールの「花祭り」が終わって2時間の「ムーンライト・コンサート」は終了しました。

蒸し暑く、じっとりと汗ばむ程でしたが、暑さを吹き飛ばす素晴らしい演奏を聴かせていただきました。


このコンサートは「地域の活性化」のために月の自治会の青年部が中心になって1986年から開催されましたが、若者が減り続け開催が困難になってしまい2001年から、婦人部が引き継いで「都市と山村の、ふれあいと交流」というテーマを掲げて続けられてきたのです。しかし、住民の高齢化でコンサートの準備が難しくなってきたので昨年の26回目で、いったん幕を閉じました。

その後、ファンから再開を望む声が多くて「一夜限りの復活」と自治会ぐるみで再開を決めたのです。


地元発信の営利主義では無い素朴な手作りコンサートです。普段は、あまり聴く機会が無い南米の楽器を生で聴ける貴重なコンサートでした。

山間部の過疎の問題も考えさせられました。できることなら、またいつか再開を望みたいですね。


最後に、月(つき)の地名の云われを書いておきます。

今から691年前、南北朝時代に楠木正成に仕えた源氏の一族、鈴木左京之進が家士郎党を連れて、この地に落ちのび「正成公の心の清らかさは月のようである。この地に月の名を残そう。」と「月」とつけたそうです。


付記・当日会場で配られる、婦人部の手作り「よもぎ餅」は柔らかくて「よもぎ」の風味がいっぱいです。いつも美味しくいただいていました。






 
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