元祖ポピュラー・ソング フォスター

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つよぽんです。

最近、読んだ「音楽の魔法」~アメリカン・ポップスとその舞台裏~という本に興味深い記述がありました。

それは、夫婦のソングライター・チーム、バリー&グリニッジの「ダ・ドゥ・ロン・ロン」が、つくられた経過から始まります。

曲が出来上がり、後から歌詞を付けようと、とりあえず「ダ・ドゥ・ロン・ロン」という意味の無い言葉を入れて録音しておいたのをプロデューサーのフィル・スペクターが気に入って、そのまま残すことにしたのです。

著者のケン・エマーソンは「草競馬」(フォスター作曲)の「ドゥ・ダー」という掛け声の類似に注目して「一世紀以上も前のアメリカのポピュラー音楽の原点に回帰した。」と書いているのです。

バリーとスペクターがフォスターを意識していたのかどうかは、判りませんが面白い指摘だと思いましたね。

da doo ron ron(ダ・ドゥ・ロン・ロン) .  Crystals(クリスタルズ)1963年リリース



Camptown Races(草競馬) 1850年頃のフォスターの作品。原題のCamptownは19世紀半ばの西部開拓時代のアメリカで、大陸横断鉄道の建設会社が作業員の生活の場として設営したテント村のことを指します。そういう場所では、「賭け事」が盛んだったのでしょうね。



元祖ポピュラー・ソング フォスター1826年生まれの、フォスターの作った曲は、白人が黒人を真似て歌や寸劇を繰り広げる「ミンストレル・ショー」用と「パーラー・ソング」と呼ばれた自宅の居間で家族や友人と歌うような家庭的な歌に大別されます。どちらもフォスターの曲は大ヒットします。

もちろん当時はレコードはありませんから楽譜が売れたということです。しかし出版社は大儲けしても、フォスターには、わずかなお金しか入ってきませんでした。まだ「著作権」という概念が無かったのです。

後半生は貧しさに苦しめられました。妻も去り、孤独になったフォスターは、お酒に溺れるようになりました。1864年に泥酔のための事故が原因で亡くなります。享年37歳でした。

フォスターの生み出した曲は今でも歌い継がれています。彼の曲を歌ったアーチストは多いです。幼い頃からフォスターの曲に親しんでいたのでしょうね。


Beautiful Dreamer(夢路より) Roy Orbison   

フォスター死後に発見された曲です。1864年頃の作曲だと言われています。




The Beatles のロック調のBeautiful Dreamerです。






参考までに。「音楽の魔法」~アメリカン・ポップスとその舞台裏~ 

       著作ケン・エマーソン 翻訳 山下恵理子

発行元(株)シンコーミュージックエンターティメント 2012年初版発行



 
この記事へのコメント
確かに意味のないタイトルでしたね。音壁スベクターはピンクレディや
キャンディーズと同じようにアメリカの昭和歌謡です。数十年前から
多重録音で私も実験を重ねましたが「バック・トゥ・モノ」つまりAMラジオ
の再生を基準にしていたようで、フルレンジのS.Pから全ての音が鳴る
事を想定してたようです。クリスマスアルバムと並ぶ全部入りの楽曲は
ロネッツの「I wonder」ナイアガラの原点です。ちなみにフィルの好きな
音楽家はワーグナーだとか・・・音楽マニアとは聴くだけでなく自分が
演奏したり実験したりと表現できなければただのリスナーと同じです。

だから楽器が出来ないとか下手な人には理解できない事が多くあります。
「どうしてこのフレーズが」とか「どうしてこのコードが」が判らなくて曲の
評価が出来ますか?ただ好きか嫌いかだけでも充分に楽しめますが、
よりディープに楽しむにはやはり上達する事です。最近も頑張っている
様子なので経験値を高め、頭でっかちにならないよう食い込んで下さい。
音壁系なのでつい熱くなってしまいました、楽しく遊ぶべきでしたね^^
Posted by ノス太 at 2013年06月13日 14:12
おひさしぶりですね^^ 

60年代は戦後のベビー・ブーム世代が10代になって、レコードの購買層になったのです。そこにターゲットを絞って曲をつくったのですね。

当時の10代が皆、楽器ができた訳ではないでしょう。そんな10代に支持されて名曲は残りました。楽器ができなくても評価はできるのです。

音楽は「感性」だと思います。「好き」「嫌い」しかないでしょう。その感性を決めるのは多感な10代の頃に聴いた音楽だと思うのですね。

そして、「感性」を広げるには色々なジャンルの音楽を聴くことだとも思います。

わたしたちは、だれに、おもねるでもなく自分たちの好きな音楽を、やっていきます^^
Posted by つよぽん at 2013年06月13日 23:23
どーも・・・相変わらず気骨があってお元気、安心しました。
体調も良さそうですね。これからもお二人で演っていくのについ老婆心が
過ぎたようです。ただ好き嫌いは評価ではありませんし、感性を表現する
には技術が要ります。本当の壁はこれからです、経験値絶対不可欠。

他の優しい人たちみたいな社交辞令やお世辞は嫌いなのでパスしますが
趣味は人生の糧になり得ます、おおらかにエンジョイして下さい。
Posted by ノス太 at 2013年06月14日 01:50
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