人生で大事なことは漫画から学んだ その1
つよぽんです。
9月の3連休の日、夜中にEテレ(NHK教育ですね。)で、「100分de名著 石ノ森章太郎」の再放送をやっていた。
私が石ノ森章太郎(当時は石森章太郎)の
「サイボーグ009」を読んだのは小学校の低学年の頃だから1970年頃だ。
何巻かをヒモで縛ってあるコミックスを古本屋で買ってきたのだ。
当時の我が家は、あんまり豊かじゃなく、はっきり言えば貧乏!「給料日までお金が持たない!」と母親がイラつくと、父親の唯一の高価な物、アコーディオンが質草となったのだった!、のだが、なぜか本とか漫画は買ってくれたし(ただし古本屋で)。漫画を読んでも叱られなかった。
「サイボーグ009」は自分の意に反して、体をサイボーグに改造され特殊能力を与えられた9人の戦士(001から009まで。)が、彼らを改造した悪の組織「黒い幽霊団(ブラック・ゴースト)」と戦って行くというストーリーです。
(正確に言えば001は、科学者である父親に脳改造を施され超能力を得ていますので「黒い幽霊団(ブラック・ゴースト)」には改造されていません。)
「黒い幽霊団(ブラック・ゴースト)」は戦争の兵器を各国に売りさばいている、「死の商人」なのです。
彼らは
「死なない兵士を開発すれば、永久に戦争ができる。宇宙空間でさえ戦場にできるはずだ。」と考え誘拐した人間を「サイボーグ」化していくのです。
00ナンバーのサイボーグたちは、もとはといえば「アル中の売れない俳優」だったり「都会で喧嘩にあけくれる不良少年」や「故郷を無くしたインデアン(今は、ネイティブ・アメリカンですね。)や「下宿している女子学生」だ。主人公009は「少年院を脱走したハーフの少年」。
「サイボーグ009」は、
「戦争で儲けている人たちがいる。」と、幼い私に教えてくれたのです。
印象に残っているのは「ベトナム編」です。ベトナム戦争で死んだ人たちをサイボーグ化して戦場に再投入している「黒い幽霊団(ブラック・ゴースト)」に009たちは戦いを挑むのです。
暗闇で「かがり火」を囲んでベトコンたちが歌います。
「あ~政治屋さん。そんなに戦争したいのなら、あんたが自分で武器を取れ!あんたが自分で血を流せ!」
そう、
「戦争を推進するヤツは、絶対に自分は安全地帯にいる。血など流さない。」のですよね。
さて、現代ですが、
米国のセールスマン、「トランプ」に高価な兵器を買わせられていますよね。。
そして、自民党のセンセイがた、改憲して戦争ができる国になったら
自分たちの子息・孫を率先して前線に送ってくださいますよね?それくらいの覚悟がありますよね?